

Backlog World 2020 運営委員長の西馬です。普段はJBUG東京の運営リーダーを務めています。各地の紹介ということでJBUG東京を紹介したいと思います。東京はBacklog World 2020 開催地でもあります。JBUG東京と共に Backlog World 2020 の参加をご検討いただければと思います。
全国のJBUG拠点
2019年12月時点で以下の地域でJBUGを開催しています。
北は北海道から南は沖縄まで、12箇所で開催実績があります。これからもJBUGを開催する地域は増えてくると思います。
ご自身がお住まいの地域でJBUGを開催してみたいなぁと思っている方はぜひ、JBUGのTwiterやFacebookページのDM、JBUGに参加された時、スタッフの誰かに相談してみてください。
「多様なテーマが示すプロマネ界隈が気にしていること」
2019年、この1年でJBUG東京でLT(ライトニングトーク)登壇していただいた方はなんと19名もいらっしゃいます。5分間のLTで、登壇者はテーマを絞ってインパクトのある話をします。その発表タイトルを眺めてみて、テーマを分類してみました。LTは話すエッセンスを絞りに絞るため、これを対象にJBUG東京の特徴を探ってみたいと思います。
登壇タイトルは、プロマネ界隈が気にしていることや関心軸を示しているのではないかと思います。Backlogメインの話と非Backlogの話が半々となっており、多様なテーマが語られたと考えています。
JBUG東京
JBUG東京を紹介します。2019年は2ヶ月に1回開催のペースで開催してきました。JBUG(Japan Backlog User Group)コミュニティが主催する勉強会ですが、テーマはBacklogに限らず幅広く扱う方針です。それゆえプロジェクトマネジメントやその周辺の多様なテーマで語っていただいています。
なお、JBUG東京にお越しの皆様の属性はプロジェクトマネージャー・ディレクターが4割、エンジニア4割、その他2割という感じです。
LT内容はBacklogかそれ以外の話題か
僭越ながらワタシがLTの内容を思い出しながらLTを独自に分類してみました。19本のLTの内訳はBacklogが主役の話10本、Backlog以外が9本と拮抗していました。Backlog以外というのは、Backlogの話にはほぼ触れず(気を使って触れてくれる方もいますが)それ以外の話題でLTをしてくださった数です。
1. Backlog が主役の話(10本)
Backlogを組織に導入した事例やうまく活用して業務を円滑に進める事例などBacklogが主役のLTは合計10本でした。プロマネからディレクター、エンジニアからカスタマーサクセスまで幅広くBacklogを活用しています。苦労して導入した話やタスク管理で失敗した話など参加者にとって有益な話をしてもらいました。
2. Backlog以外の話(9本)
Backlogにはほぼ触れず、話の趣旨がプロジェクトやチームマネジメントのLTは合計9本でした。大雑把に分類すると、プロジェクトマネージャーの仕事術、組織・チームマネジメントに関するもので二分されました。対象はプロマネ向けという話が大半を占めました。炎上プロジェクトや失敗談などプロマネ経験に基づく知見の共有が盛んです。また、組織作り、チームビルディングなど人に対してどううまく進めていくかという話も目立ちました。プロマネ以外のチームメンバーこそプロジェクトマネジメントについて学んで欲しいという話も皆さん頷きながら聞いておられました。
とくに、プロマネは仕事の特性上、クライアントと自社で板挟みになったり孤独を感じることもあり、LT登壇の話がきっかけとなり、懇親会では積極的な情報交換が行われました。
職種別
エンジニアの方が登壇する場合はBacklog APIを駆使した話や、チャットツールへ通知をする話、リモートワークをうまく回す話が語られました。プロマネ・ディレクター職の方の場合は、プロマネの仕事術や彼らが主体となって導入した事例、活用事例が多かったです。仕事をスムーズに回す貴重な事例を話してもらいました。業種や職種が違っても何かしら参加者が業務に活かすことができる部分があると思います。
JBUG東京のこれからとお願い
運営側からみて、いろんな職種、さまざまな働き方が広がっています。JBUGに参加された方はもうJBUGコミュニティの一員です。皆さんにとってJBUGを有意義に感じていただけるのではないかと思っていますし、今後もJBUG東京のコンテンツの充実を図っていきたいと思います。プロジェクトマネージャーの方もプロジェクトに関わる方も、ディレクターもエンジニアも、何かしらの学びがあるはずですので、是非お越しください。
1日どっぷりプロジェクトマネジメントに浸かりたい、そんなイベントがあります。Backlog World 2020 です。うるう年の2月29日なので覚えやすいです。開催地も東京なので是非JBUG東京の方には来てもらいたいと思っています。東京だけでなく、全国各地のJBUG運営メンバーが参画しており魅力あるコンテンツをお届けする予定です。
2019年のLTタイトル一覧
Backlog World 2019のreCap会は除きLTの一覧を掲載します。ぜひ2020年は登壇してみてください。
LTタイトルとお名前 (connpassより) | キーワード | キーワード | 開催月 |
「BacklogWorldのAPIもくもくで期限切れ課題のSlack通知をGoogle Apps Script で作成してみた」 YamamotoTakeshiさん | API | 通知 | 2月 |
リーマンサット・プロジェクトのBacklog活用紹介 SONODA Takehikoさん | プロジェクト | Backlog活用事例 | 4月 |
タスク管理における3つの失敗とその対処法 Dai_Fujikawaさん | タスク管理 | 失敗談 | 6月 |
Backlog課題登録・更新Slack通知ツール~担当者にのみSlackDMで課題情報をお知らせ! YamamotoTakeshiさん | API | 通知 | 6月 |
Backlog X toggl を活用した時間可視化術 morihayaさん | 時間可視化 | Backlog活用事例 | 6月 |
ギルド集団DAKARA生まれたプロマネ術 PRLT 佐伯さん、内村さん | プロマネ術 | プロジェクトマネジメント | 8月 |
Backlogを業務に定着させるまで悪戦苦闘した半年間 鍋島理人さん | Backlog導入 | Backlog活用事例 | 8月 |
コトバから紐解くプロジェクトマネジメント short Ver. たかく しゅういちさん | プロジェクトマネジメント | プロマネ術 | 8月 |
非エンジニアがフルリモートエンジニアチームをマネジメントしてたら母になった話 mznさん | チームマネジメント | 組織、チーム | 8月 |
「ビジネス動画」製作サービスの基盤 Yasukouchiさん | サービス開発 | Backlog活用事例 | 8月 |
Backlogの使用経験と中国におけるプロジェクトマネージメントツール事情 MannyQianさん | 海外事情 | Backlog活用事例 | 8月 |
受託Dirが事業Dirを経験して格段に視野が広がった話 kawamuraさん | ディレクター | 成長 | 10月 |
嘘〜PJにおけるビジネスとITチームの感情について フクイさん | プロマネ術 | 組織、チーム | 10月 |
製品開発サイクル(Plan Of Record)への導入 堀内 栄一さん | 開発サイクル | Backlog活用事例 | 10月 |
こんなプロジェクトは嫌だ!〜アンチパターンから考えるPMの最適解〜 浪川舞さん / まいどる さん | 失敗談 | プロマネ術 | 12月 |
ホラクラシーにおけるプロジェクトマネジメント LAPRAS株式会社 染谷健太郎さん | ホラクラシー | 組織、チーム | 12月 |
カスタマーサクセス × Backlog 〜平成から令和でサービス導入支援がどう変わったか〜 Mie Sugawara(みこよし)さん | カスタマーサクセス | Backlog活用事例 | 12月 |
PMを孤立させない仕組みづくり~ぼくたちの500日間戦争~ ARアドバンストテクノロジ株式会社 中野康雄さん | プロマネ術 | 組織、チーム | 12月 |
フルリモートワークにおけるマネジメント 鈴木孝之さん | リモートワーク、働き方 | チームマネジメント | 12月 |
2019年の活動履歴
JBUG 東京#8 Backlog World 2019 reCapミートアップ 2019/02/21(木)
JBUG 東京#9 春の新ネタ プロジェクトマネジメント 2019/04/04(木)
JBUG 東京#10 失敗談から学ぶプロマネの極意 2019/06/07(金)
JBUG 東京#11 盛夏のLT大会 2019/08/06(火)
JBUG 東京#12 企業や組織、垣根を超えたコラボレーション 2019/10/16(水)
JBUG 東京#13「平成から令和に、この1年のプロジェクトを振り返る」2019/12/12(木)
恒例の集合写真はこちらです。
以上です。